月曜日, 11月 18, 2019
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Googleがゲーム事業に参入。新たなクラウドプラットフォーム「STADIA」を発表。

検索大手のGoogleが先日3月20日、サンフランシスコで開催されている「GDC 2019」にて新たなゲームプラットフォーム「STADIA」(スタディア)を発表しました。

サービスは今年中にアメリカとカナダ、イギリスを含む欧州の一部地域で開始されるとのこと。

いわゆるコンソール(ゲーム機)ではなく、クラウド上にあるマシンの映像をストリーミングするという、所謂クラウドゲームと呼ばれるもの。インターネット環境とChrome、もしくはYoutubeが利用できる機器があればスマートフォンやタブレットでも高品質なゲームをプレイできるということです。

とは言ってもクラウドゲーム自体はすでに技術として確率していて、例えばマイクロソフトは「Project X Cloud」と呼ばれるクラウドプラットフォームを開発していますし、SIE(ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント)の「PS Now」というクラウドプラットフォームをすでに展開しています。そして過去には「G-Cluster」と呼ばれるクラウドゲーム機が存在していましたが、いまいちパッとしてないのが実情。

コントローラーはWifiで接続して使う専用のものが用意されています。近年よく見るタイプのオーソドックスなコントローラーですが、Googleアシスタントを呼び出し攻略情報を聞けるなどの独自機能も。一応既存のコントローラーにも対応しています。

さらにYoutubeとの連携により、生配信中のゲームに視聴者が参加して遊べる「Cowd Play」という機能も実装されるとのこと。

ライバルを大きく上回る性能。

そして映像を提供するハードウェアは、2.7GhzのAMD製カスタムCPU10.7Tflopsもの演算性能を発揮するGPUを搭載し、16GBのメモリと秒間484GBもの読み込み速度を誇るSSDを搭載したハイエンドゲーミングPC並みの性能で、4K/60fpsの映像を余裕で描画できます。更に将来的には8K/120fpsにも対応する予定であることも明かされています。

これはライバルであるXbox One X(6Tflops)やPS4 Pro(4.2Tflops)を大きく上回るもの。ついでに言えばXbox One Sがベースの「Project X Cloud」やPS4、PS3ベースの「PS Now」のハード性能を上回りますし、グラフィックボードで言えばGTX 1080Tiに匹敵する性能です。こう見ると一番割りを食らいそうなのはSteamな気も…

料金形態は現時点でまだ不明ですが、過去の事例では「日数分の利用権を購入する」という形態が一般的に取られていたのでそれに追従する形、もしくはPS Nowのような月額サブスクリプション制になるのではと予想されています。

しかしながら課題も

一見すると魅力的にも思えますが、通信インフラの問題を抜きにしてもクラウドプラットフォームはその性質上ランニングコストも安くなく、G-Clustaのようにマネタイズが上手くいかず鎮座した例も。(一応現在でも細々と続いていますが)更に言えばハイエンドPC並みのスペックを持ったマシンを大量に稼働さるのならそのコストが相当なものになるのは想像に難くはないでしょう。

当然ビジネスですから利益を上げなければならず、無料で利用できるという可能性も低いでしょうし、デベロッパー側も無料でゲームを提供する筈もなく、PS Nowのように「普通にゲームを買った方がいいのでは?」となりうる価格設定になるのではないかという懸念も。

さらにデータは全てサーバー側なためチートが使えないという利点はあるものの、MODも利用できないというデメリットもあります。さらにGoogleのさじ加減一つで規制や配信停止などに追い込まれ、事実上の検閲になるのではという懸念も一部からあがっています。(これについては他のプラットフォームでも起こりうる問題ですが)

果たしてこの試みは成功するのか、そして料金形態はどのようになるのか、任天堂やマイクロソフト、SIEなどの競合はどのような対抗策を打つのか、今後の展開に注目が集まります。

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