木曜日, 11月 14, 2019
ホーム ニュース ゲーム 「GTA V」の開発会社が法人税を1円も払っていないことが発覚し、英国メディアから「馬鹿げている」と批難される

「GTA V」の開発会社が法人税を1円も払っていないことが発覚し、英国メディアから「馬鹿げている」と批難される

「グランド・セフト・オートV」(以下:GTA V)といえば、言わずと知れた大ヒットオープンワールドゲーム。これまで1億1000万本以上を売り上げ、その総収益は6500億円にも上ると推定されています。

しかしそれほどまでの売り上げを伸ばしているにも関わらず、本作の開発を手がけた「ロックスター・ノース」は英国に1円たりとも法人税を支払っていないことが英メディア「Tax Watch UK」により明らかにされました。

これにはちょっとした理由があって、別に開発会社が脱税をしている訳ではないのです。「ロックスター・ノース」が居を構える英国には「クリエイティブ産業優遇税制度」というゲームやアニメなどを始めとした産業を育成するため作られた税制度があるのです。

本制度は英国映画協会によって「イギリス文化的」と認定されたコンテンツの税控除が受けられ、制作費用の一部、物によっては全額が対象になるとされています。

ロックスター・ノースは2009年以来一度も法人税を支払っておらず、2016年から2018年にかけて4200万ポンド(約55億円)の補助金を受け取っていることが指摘されています。またTax Watch UKはロックスター・ノースが親会社に売り上げの大部分を支払わせ利益を大きく圧縮し、税の支払いを逃れていることも指摘しています。

これはAmazonが各国の子会社に行なわせている手口と似ています。(売り上げの大部分を「システムの利用料」として徴収し売り上げを圧迫するもの)

Tax Watch UKはこれに対して「利益のほぼ100%がアメリカの親会社と上級管理職に流れており、英国ゲーム産業に殆ど利益をもたらしていない」「馬鹿げた状況だ」と非難。更に英国の歳入税関庁(HMRC)に対し、速やかに調査を行うよう求めています。

こういった企業の租税逃れは各国で近年大きな問題として槍玉に上がっていますが、一方的に企業側に殴られ続けているのが現状です。

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