インターネットの有名人「いらじ」氏の”なりすまし“アカウントが出現。次第に壊れていく設定やその破天荒な投稿がコミュニティの一部で笑いを誘う

2017年初頭(アーケードゲームの界隈などを騒がせてきた過去や、旧2ちゃんねるでハンドルネームをつけていた時期を含めれば実に10年近く前から)インターネットを騒がせてきた「いらじ」(桜ありす)氏を名乗る「なりすまし」アカウントがインターネットを騒がせている。

突如現れたアカウント

氏は今月8月7日に両親からネット上での活動を停止するように要請され、やむなく氏PawooとPixivのアカウントを削除しインターネットでの活動を停止する。しかしその翌日の8月8日、氏を名乗るPawooのアカウントが5ちゃんねるの住民により発見され、コミュニティは騒然となった。

氏を名乗るアカウントは両親に対する愚痴や、身の回りで起きたとされる事を投稿し、両親の言うことは聞かないと宣言する。この氏のアカウントは本物ではないかという意見も見られたが、顔文字のボキャブラリーが乏しいことなどの氏らしくない点もあり、当初はコミュニティの間でも意見は分かれていた。

代引きをされたこと、両親への愚痴を書き連ねている。

しかしその後に投稿した写真が「氏が撮ったものにしては綺麗すぎる」という事や、翌8月9日に氏の母の電話番号を晒したことにより、このアカウントの氏は偽物であることが確実視される。なおこれらの投稿についてはプライバシーの観点から掲載できないのでご了承いただきたい。

暴走する氏の“偽物“

これ以降、氏を演じる人物はヤケになったのかどんどん現実離れした投稿を行うようになる。まず8月10日に自宅に爆発物の入った小包が届き、自宅の玄関が崩壊、氏の父も爆発に巻き込まれ亡くなったと主張する。

そして翌8月11日には家を引き払い関東へ引っ越すことを明かし、「公安が自分を攻撃している」「テロリストが家を攻撃している」と主張、その一連の投稿の後「自宅が放火された」として氏の自宅が燃えているコラ画像を投稿する。なおこの際「祖母が火災から逃げ遅れ亡くなった」という設定が追加された。

このあまりの怒涛の展開にコミュニティ上では「なりすます気がない」と呆れる声が挙がった他、一部からは「アクション映画並みの怒涛の展開」、「本人よりも面白い」とこれを面白がる意見も挙がりはじめた。

怒涛の展開はさらに続く。氏は同日夜ごろ車で関東へ向かう途中、航空機から爆撃を受けてしまう。だが間一髪でアンチの襲撃を逃れた氏はトンネルへ逃げ攻撃をやり過ごし、東京へと向かう。

翌日8月12日に東京に着いた氏、しかしそこには武装したアンチと公安が待ち受けていた。氏は火炎瓶を投げられるも回避し武装したアンチを倒すのだが、アンチが市民を攻撃した上、公安が氏を拘束しようとする。

彼らの追跡を振り切り、氏はある光景を目にする。東京では市民が公安部隊や武装アンチと激しく衝突し、氏のために戦っていたのだ。そこで氏は彼らを率いて公権力からアンチを追放し、自由を取り戻すための戦いに身を投じることを決意する。

現時点で物語はここで終わっている。もはや何を目指しているのか分からない氏の「偽物」は、ここから更なる物語を紡ぐのだろうか?それとも飽きて辞めてしまうのだろうか?

しかしながらインターネットでの活動を停止した後も第三者によって人格がエミュレートされ、「概念」としてインターネットに残り続ける氏はある意味でネットミームとも言えるだろう。

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