でんでん、やまだEX、poison、はにたん、ミモモン…かつての名を捨てSNSで「転生」を繰り返すインターネットの有名人「いらじ先生」の転生劇に迫る

「いらじ先生」という人物をご存知だろうか。2017年の初頭からインターネットで注目されている「お騒がせ的」な人物で、その発言や行動には度々注目が集まっている。

そんな氏がかつての名前を捨て、SNS上でアカウントを作っては捨ててを繰り返し、まるで何かから逃げ続けるように「転生」し続けていることがインターネットの一部で話題となっている。

なぜ「転生」を繰り返すのか

彼が転生を続ける理由、それはいらじ氏の「親バレ」にある。氏は2018年5月に「身バレ」の余波で自身のアカウントを両親に報告され、一度はSNSでの活動を中止せざるを得なかったが、同年8月ごろから徐々に活動を再開、その後翌年2019年8月まで氏は何事もなくSNSを続けるに至った。

しかし同年8月7日に入り事態は一変、詳しい経緯は不明だが、両親にSNSを辞めるよう強く言われ同日に投稿を停止、さらに翌8月8日にはPawooとPixivのアカウントを削除し、「どうせ口だけだ」と懐疑的な見方をしていたコミュニティを大いに驚かせた。

しかし彼は諦めていなかった。実はこの引退のすぐ後に「best-friends.chat」(通称ベスフレ)と呼ばれるマストドンのインスタンスに「でんでん」というアカウントを作成、密かに活動を再開していたのだ。

この間コミュニティの住民が氏のブログに文が書き足されていることに気づいたり、本人と思わしき怪しい書き込みが見つかるが、しばらくの間氏のアカウントは見つかることはなかった。

しかし8月22日、遂にコミュニティ住民によって「でんでん」のアカウントが発見されてしまい、その発言や画風、Pixivのタグの使い方などからいらじ氏本人であるとの見方が強まり、瞬く間に一部の住民によって突撃行為が行われた。

当初はあくまで別人と主張し無視を決め込んでいた氏だが、8月29日のとある人物の投稿で事態は急展開を迎えることになる。

その人物は「でんでん」の投稿をブースト(Twitterにおけるリツイート)し、「いらじ氏を」挑発する投稿をしたのだが、何故か「いらじ氏と別人である」という設定の氏がその発言を投稿した人物に突撃、結果氏は返り討ちに遭い、「でんでん」のアカウントを削除してしまう。

「転生」を繰り返す氏

ここから怒涛の氏の「転生」劇とコミュニティ住民の追いかけっこが幕を開けることとなる。

両親に反対され、周りに批判されてもなお氏はSNSに居場所を求め、「でんでん」を削除する少し前に「やままん」というアカウントを作成する。

自身のアカウントがバレた理由を「画風によるもの」と推測した氏はこのアカウントではイラストをアップロードせず、アイコンもWaifu Labosで生成されたアイコンに設定していた。

「やままん」のアカウント

しかし氏を知っている人ならご存知かもしれないが、彼はそのイラストよりも差別的な発言や問題行動などで目立っており、その「匂い」を察知したコミュニティ住民により、転生先の「やままん」は1日足らずで特定されてしまう。

マストドンは狭く、ローカルタイムラインや連合タイムラインで未フォローのアカウントの動向も目に入ってくるため、Twitterと比べて身を隠すのが難しいのも早期特定に至った理由だろう。

氏は翌8月30日にアカウントを放置して新たなアカウント「やまだEX」を「Pawoo」に作成。流石に「Pawoo」は人口の多いインスタンスだけあってか即日バレることはなかったが、9月3日にコミュニティ住民によってアカウントが発見され、即日次のアカウント「やわやわ」に移行する。

やまだEX」のアカウント。

フォロワーが「アンチと内通している」と判断した氏は、「やわやわ」で人間関係を全て一新。しかし翌9月4日にアカウントが発見され、氏の推理は外れることとなる。

翌9月5日まで「やわやわ」のアカウントは運用されるが、実はその裏で「桃の木」というアカウントを作成、密かに転生の準備をしていた。

しかしここまでくるとコミュニティ住民の特定速度も早まったのか、「桃の木」は同日すぐに発見されてしまう。

ここまで来てもなお根本的な原因がわからない氏は「桃の木」を同日中に破棄、そしてPawooでは見つかると判断したのか、また「ベスフレ」へと戻り「Poison/ぽいにゃん」というアカウントを作成し転生を遂げる。

桃の木」のアカウント

その翌日の9月6日に匿名掲示板「5ちゃんねる」の「お絵かき板」にて氏の書き込みが発見、さらに「Poison/ぽいにゃん」もその日のうちに特定されてしまう。流石に無駄と悟ったのか、このアカウントは現在も運用されている。

「ぽいにゃん」のアカウント。

そしてその翌日の9月7日、「さんま」というアカウントがPawooにて発見され、その様子がコミュニティでは「まるで氏が分裂増殖しているようだ」と評された。

「さんま」のアカウント。

このアカウントは何故か即日破棄され、同日新たに「はにたん」というアカウントが作られたが、作成してすぐにコミュニティ住民によって発見されてしまう。

はにたん」のアカウント。

流石にPawooにてこれ以上転生しても無駄だと学習したのか、このアカウントも現在まで運用されている。

その2日後の9月9日には「mstdn.jp」のサーバーにて「ミモモン」というアカウントが発見、このアカウントも現在運用されており、コミュニティでは「ぽいにゃん」「はにたん」「ミモモン」の3アカウントをまとめて「マストドン3兄弟」と呼称している。


「ミモモン」のアカウント。


コミュニティ住民といらじ氏との転生をめぐる騒動はここで終止符を迎えている。振り返ってみると氏は「ん」で終わる語感を好んでいるのか、作成されたアカウントは「ん」で終わるものが多い。

定期的に大きな騒動を起こし、コミュニティを盛り上げる氏の姿はまるでエンターテイナーのようだ。


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